海馬の片隅に
- Kaiba's Memory Fragment -
日々の思考、技術的な考察、作品制作の裏話など、海馬の片隅に残る記憶の断片を綴っています。
記事一覧
論文解説:VR歩行技術の現在地 - Boletsisの分類体系に学ぶ
2025-10-03
VR体験の質を決定づける「移動(Locomotion)」。その複雑な技術群を体系的に整理したBoletsis氏のレビュー論文に基づき、VR歩行技術の分類、課題、そして社会実装の展望を解説します。
トレッドミルは本当に良いのか? - VR歩行技術のパフォーマンスと体験レビュー
2025-10-03
究極のVR歩行デバイスと目されるトレッドミル。しかし、その評価は単純ではありません。本稿では、トレッドミルを含む各種VR歩行技術が、客観的なパフォーマンスと主観的な体験にどう影響するのかを、複数の実証研究を基にレビューします。
手がスライムになる!?「スライムハンド錯覚」が暴く、もう一つの身体感覚
2025-10-03
「ゴムの手」が自分の体に思えるラバーハンドイリュージョン。その常識を「スライム」で覆したのが、日本発の「スライムハンド錯覚」です。この研究が解き明かす、私たちの身体イメージの驚くべき二重構造とは?
脳はだまされる?「ラバーハンドイリュージョン」で探る"自分の身体"の謎
2025-10-03
目の前のニセモノの手が、まるで自分の体の一部のように感じられる…。この不思議な「ラバーハンドイリュージョン」は、私たちの脳が「自分の身体」をどう認識しているのか、その秘密を解き明かす鍵でした。
課題解決思考 vs デザイン思考:2つのアプローチを使いこなし、イノベーションを加速する
2025-10-03
どちらも問題解決の強力なツールですが、そのアプローチは対照的です。分析的な「課題解決思考」と、共感から出発する「デザイン思考」。2つの思考法の違い、共通点、そして最強の組み合わせ方を解説します。
課題解決思考入門:問題を定義し、本質的な解決策を導くためのフレームワーク
2025-10-03
なぜ対症療法では問題が再発するのか?本質的な課題解決に至るための思考プロセスを、「問題の定義」「原因分析」「解決策の立案と評価」のステップに分解し、具体的なフレームワークと共に解説します。
(まとめ)内受容感覚とは何か?-「感じる身体」の科学への招待
2025-10-03
「直感」はどこから来るのか?身体内部の感覚(内受容感覚)が、私たちの感情や意思決定をどう支えているのか。このエキサイティングな研究領域の全体像と、さらに深く学ぶための記事へのリンクをまとめました。
深掘り解説:内受容感覚(2) - 予測的処理モデル
2025-10-03
感情や直感は、脳による「予測」と「誤差修正」の産物かもしれない。内受容感覚研究の最前線である「予測的処理モデル」と、それがダマシオのソマティック・マーカー仮説をどうアップデートするのかを解説します。
深掘り解説:内受容感覚(1) - 測定法と神経基盤
2025-10-03
内受容感覚はどのように測定され、脳のどこで処理されているのか。心拍知覚課題と心拍誘発電位(HEP)という主要な測定法、そして島皮質と前帯状皮質が担う役割を学術的に解説します。
深掘り解説:内受容感覚(3) - 臨床応用と精神疾患
2025-10-03
なぜ不安やうつは身体感覚と結びつくのか。内受容感覚の異常という観点から、精神疾患の新しい理解と、マインドフルネスなどの治療法がなぜ有効なのかを、予測的処理モデルに基づいて解説します。
工学研究の実践論:暦本純一氏の思想に学ぶ、価値創造のサイクル
2025-10-03
「未来は予測するものではなく、発明するものだ」。この言葉を体現する暦本純一氏の研究スタイルを「クレーム」「プロトタイピング」「妄想と実行」の3つのキーコンセプトから読み解き、具体的な実践方法を考察します。
VR歩行の極限を求めて - オフィスチェアで作る!着座重心移動ハードウェア
2025-10-03
VRは座って楽しみたい、でも没入感は欲しい!そんな願いを、身近なオフィスチェアと簡単な電子工作で叶えましょう。体重移動だけでVR空間を散歩できる、夢のデバイスの作り方を徹底解説します。
VR歩行の極限を求めて - Joy-Conで作る!今日からできるVR足踏み歩行
2025-10-03
高価なVRデバイスは不要!手元にあるNintendo SwitchのJoy-Conを使って、没入感の高い「足踏み歩行」を実現する具体的な方法を、ハードウェアの準備からプログラミングまで徹底解説します。
デザイン思考入門:ユーザーの「共感」からイノベーションを生み出す5つのステップ
2025-10-03
製品やサービスが「使われない」のはなぜか?ユーザー自身も気づいていないニーズを発見し、革新的な解決策を創造するための「デザイン思考」の5ステップ(共感・問題定義・創造・プロトタイプ・テスト)を解説します。
アシストスーツでVRはもっと楽になる!- 疲労感の少ない次世代VR歩行インターフェースを開発しました
2025-10-03
VR体験の永遠の課題「VR酔い」と「疲労」。この切実な問題を解決するため、我々が開発した「アシストスーツ」を使った新しいVR歩行インターフェースについて、開発者である私、吉田(Kaiba)が自ら解説します。